桐山第一高校(仮名)文芸部にはなぜ3年生がいないのか
阿川 民
すじ 文芸部の1年生・堂ヶ崎凛音は、部室で先輩たちが赤い本の光によって倒れ、世界が巻き戻るという不可解な現象に巻き込まれる。凛音だけが記憶を保持したまま同じ「部室での一日」を繰り返し、夢実や先輩たちに協力を求めながら原因を探るが、何度試しても先輩たちの倒れる運命は変わらない。やがて、舞台外から現れたストーリーテラーにより、文芸部が「3年生が存在しない」という呪われた物語の登場人物として書かれている事実が明かされる。凛音はループの中で集めた仲間の記憶と、舞台に残された“設定の矛盾”を武器に、ストーリーテラーの誤ったプロットを突き崩し、自分たちの物語を取り戻そうと立ち向かう。